「動詞の形」が変われば「時」が変わる①~現在形・過去形・未来の表現~

時制

「動詞の形」が変われば「時」が変わる

サント
サント

さっそくですが、次の英文が表している「時」が分かりますか?

① I play soccer.
② I played soccer.
③ I will play soccer.

①が現在、②が過去、③が未来を表しています。

この時皆さんが注目したのはどこですか?

きっとV(動詞)の形をチェックしたと思います。

英語の「時」(時制)を学ぶ上で大事なことは、

V(動詞)の形」が変われば「」が変わる

サント
サント

つまり、「どの形がどの時を表しているか」を覚えることが攻略ポイントです!

何気なく英語を読むのではなくて、Vの形で「時」を判断できるようにしましょう。

英作文する時も、「時を変えたいならVの形を変えなきゃ」という意識をもてると良いですね!

「Vの形が変われば時が変わる」当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、意外と意識できていないんじゃないでしょうか?

これからは「Vの形と時の関係」にこだわっていきましょう。

時を考えるヒント!「時を表す語句」を見つける

次の英文を見てください。

I study English every day. (…おぉ優等生)
I studied English yesterday. (…さらに優等生)
I will study English tomorrow. (…さらにさらに優等生)

(合いの手はさておき…)

Vの形を見ても「時」が分かりますが、

  • every day(毎日)⇒現在(でよく使われる)
  • yesterday(昨日)⇒過去
  • tomoroow(明日)⇒未来

上記のような、「時を表す語句」も時を考える上で役に立つので見逃さずに!

ただし、ここではできるだけ「Vの形」で時を判断できるようにしましょう!

現在を表す現在形

現在を表すV(動詞)の形に「現在形」があります。
(他にも「現在進行形」「現在完了形」も現在を表しますが、ここでは触れません)

現在形は原形と同じ形をしています。

ただし、3単現のSがつくことがあります。(後述します)

つまり、現在形を表すには「原形と3単現のSがついた形」の2パターンですね。

現在形が表すことは大きく分けてつあります。

サント
サント

現在の状態

現在の習慣

変わらない事実

の3つです!

それでは英文で確認しましょう。

①現在の状態

I love you. 「私はあなたを愛しています」

loveは現在形(原形)なので、時は現在です。

「現在、私はあなたを愛している状態だ」と表しています。

これが「現在の状態」を表す現在形です。

②現在の習慣

I play tennis every day.
「毎日、私はテニスをします」

playは現在形(原形)なので、時は現在です。

「私はテニスをする習慣がある」と表しています。

これが「現在の習慣」を表す現在形です。

この英文ではevery day(毎日)が書いてあることからも、「現在の習慣」を表していると判断することができますね。

現在の習慣は「どれくらい」という頻度を表す語句と相性がいいです。

alwaysoftensometimesevery day
いつもよくときどき毎日
頻度を表す語句

現在の習慣とセットで覚えておきましょう!

③変わらない事実

サント
サント

さあここで質問!

太陽は東から?西から?

どっちから昇りますか?

答えは次の英文です。

The sun rises in the east.
「太陽は東から昇る」

risesは3単現のSがついた現在形なので、時は現在です。(3単現は後述)

「太陽は東から昇る」と今後変わらないであろう事実を述べています。

これが「変わらない事実」を表す現在形です。

(皆さんの事実は大丈夫でしたか?人によっては西から太陽がなんてことも…)

  • 現在形を表すには「原形と3単現のSがついた形」の2パターン
  • 現在形が表す3つのことは①現在の状態、②現在の習慣、③変わらない事実

過去を表す過去形

過去を表す動詞の形に、過去形があります。
(ほかにも過去進行形、過去完了形があります。ここでは触れません)

過去形はV(動詞)にedが付いた形が基本です。他にもgo(原形)-went(過去形)のように形が全く変わってしまうような不規則変化をする形もあります。

つまり過去形を表すには「Vにedが付いた形と不規則変化」の2パターンですね

過去形が表すことは3つ。

サント
サント

過去の状態

過去の習慣

過去の出来事

現在形を学んだ皆さんはお気づきだと思います。

①と②は現在形と同じことを表していますね。
「現在の状態」⇒「過去の状態」・「現在の習慣」⇒「過去の習慣」といった具合に、「現在のことが、過去になっただけ」です。

ただし、③の「過去の出来事」は新しく学ぶことなのでしっかり学んでいきましょう。

過去の状態

I lived in Yokohama in my childhood. 
「子どものころ、私は横浜に住んでいた」

「子どものころ」という過去において、「横浜に住んでいた」という状態だったことを表しています。

過去の状態」とは「とある過去においての状態を述べる」ということですね。

過去の習慣

I usually walked to school. 
「私はたいてい歩いて通学していた」

「私はたいてい歩いて通学していた」習慣があったということを表しています。

過去の習慣を表すときは、usually(たいてい)などの頻度を表す語句とセットで使われることが多いです。

過去の出来事

We went to Tokyo yesterday. 
「昨日、私たちは東京に行った」

「東京に行った」という過去の出来事を表しています。

シンプルに「過去にこんなことしたよ」って感じです。だから、過去形は「過去の出来事」を表していることが多いです。

  • 過去形を表すには「基本的にVにedがついた形と不規則変化」の2パターン
  • 過去形が表す3つのことは①過去の状態、②過去の習慣、③過去の出来事

過去を表す語句を覚えよう

過去形はVの形を見れば判断できます。(Vにedがついているなど)

ただ、それ以外にも過去のことを表していると判断できる材料があります。

それが「過去を表す語句」です。

例文で使われているin my child hood(子ども時代)やyesterday(昨日)からも過去のことを述べていると判断できますよね?

英文の中に「過去を表す語句」があったら見逃さないように。

yesterday昨日
last~前の~last week (先週)/ last night(昨日)
month(先月) / year(昨年)
~ago~前three day ago(3日前)
in 年号in 1867 (1867年)
過去を表す語句

未来を表す表現

現在形(原形や三単現のSがついた形)、過去形(edがついた形や不規則変化)はVの形を直接変化させます。

しかし、V(動詞)には未来形という形はありません

どうするのかというと、

サント
サント

Vにwillbe going to を付ければいいんです!

未来を表すときには、willかbe going toを使うことが基本の形だと思ってください。

未来を表す形 「will + 動詞の原形」「be going to +動詞の原形」

  • He will meet her tomorrow.
    「明日、彼は彼女に会います」
  • We are going to visit our grandparents this summer.
    「この夏、私たちは祖父母のところへ訪れる予定です」

willやbe going toのあとには、動詞の原形が来ることを覚えておきましょう。(He will meets←✕)

また、be going to のbe動詞はS(主語)に合わせて変化するので注意!

ここではあまり、willとbe going to の違いについて述べませんが、be going to の方が「予定しているんだ感が強い」程度で覚えておきましょう。

Vに未来形というものがない代わりに、Vに「willとbe going to」をつけて未来を表すことが基本
willとbe going toの後には「動詞の原形」を使う

未来を表す語句を覚えよう

V(動詞)にwillかbe going toがついていれば、未来のことを表している可能性があると判断できます。

さらに、「未来を表す語句」を覚えておけば判断は容易になります。

tomorrow明日
the day after tomorrow明後日
in~~後in three days(3日後)
in ten minutes(10分後)
next~次の~next week(来週)
next Sunday(次の日曜日)
next month(来月)
未来を表す語句

簡単な時制についてはここで終了です!お疲れさまでした。

サント
サント

Vの形が変われば時が変わる」を意識しましょう!

現在形⇒ 原形 or 三単現のSがついた形
過去形⇒ Vにedが付いた形 or 不規則変化
未来を表す表現⇒ will + 動詞の原形 or be going to 動詞の原形

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