「動詞の形」が変われば「時」が変わる②~進行形~

時制

V(動詞)の形」が変われば「時」が変わる。

「Vの形」を確認すれば、表している「時」がわかるということを述べました。

「まだ見てない~」or「忘れた~」という方は、この記事を読んでください。

上記の記事では

現在を表すには「現在形」
過去を表すには「過去形」
未来を表すには「未来を表す表現(will、be going to)」

を学びました。図で示すとここです。↓↓

また、この図から現在の中でも「現在形、現在進行形、現在完了形」のような表し方があることがわかりますね。

「現在」というものは同じですが、表している時は少し違うんです。もうお分かりだと思いますが、「時」が違うということは「Vの形」も違います

サント
サント

今回は現在の中の進行形過去の中の進行形未来の中の進行形を学んでいきましょう!

「今、やってるよ~」を表す現在進行形

現在進行形は「be動詞+動詞のing形」で表されます。

現在進行形の基本的な意味は「今、動作が進行中だよ」「今、~しているよ」です。

例文で見ていきましょう。

She is playing the piano.
「彼女はピアノを弾いています」

is playing ⇒ 「be動詞+動詞のing形」なので「現在進行形」です。

つまり「今~しているよ(進行中だよ)」を表しています。

ちなみに「She is playing the piano now.」のように現在進行形の英文の中で、「now」を使うこともできます。nowが進行形のサインになっている可能性あり

現在形と現在進行形の違いは?

サント
サント

さてここで問題!

次の英文の違いは?

①He runs in the park every morning.
②He is running in the park now.

①は動詞に3単現のSがついた形(runs)なので「現在形」です。
現在形の「現在の習慣」を表しています。
「毎朝、彼はランニングをする習慣があるよ」って意味ですね。

一方②はis playing 「be動詞+動詞のing形」なので「現在進行形」です。
「今、動作が進行中だよ」を表しています。
「今、彼は公園で走っているよ」って意味ですね。

現在形は「繰り返し行われる習慣」を表し
現在進行形は「今していること」を表しています。

※ちなみに現在形は他にも「現在の状態」「変わらない事実」を表すことができます。

現在形について知りたい人は前回の記事をチェック!

進行形にしない動詞があるの?

動詞には2種類あります。

動作動詞状態動詞です。

なぜいきなりこんな話をするの?って感じですが、

実は状態動詞は基本的に進行形にはしません

進行形になっているのはほとんどが動作動詞だと認識してよいでしょう。

なぜ状態動詞が進行形にならないかというと、すでに進行の意味を持っているからです。

例えば、know「知っている」という意味ですが、

I know him.「私は彼を知っている」

「知っている状態」は途切れることなく進行中ですよね!?

このように状態動詞は進行の意味を含んでいるため通常進行形にはしません

じゃあ動作動詞と状態動詞どうやって見極めればいいの?って疑問をこれから解決していきましょう。

動作動詞?状態動詞?-見極めは「5分ルール」で解決!

動作動詞は「自分で動作を表現できる動詞」
状態動詞は「動作を表現できない動詞」とよく言われたりします。

例えばrun「走る」は自分で表現できるから動作動詞

live「住む」は動作を表現できないから状態動詞

確かにこの考え方でもOKです。

ここでは見極め方法として「5分ルール」をお伝えします。

5分ルールとは「動作が5分おきにできるかどうか」を確かめるものです。

5分おきに動作ができたら「動作動詞」
できなかったら「状態動詞」と判断してください。

例を挙げて説明した方が分かりやすいのでさっそくいきましょう。

サント
サント

love(愛する)という動作は5分おきにできますか?

5分好き➡5分好きじゃない➡5分好き

…はい

できませんね…(デキタラチョットコワイデスネ)

5分おきにできない動詞は「状態動詞」です。

サント
サント

study(勉強する)はどうでしょうか?

5分勉強する➡5分勉強しない➡5分勉強する

…できますね!

5分おきにできる動詞は「動作動詞」です。

状態動詞と動作動詞の区別の仕方
・動作動詞は「自分で動作を表現できる動詞
 状態動詞は「動作を表現できない動詞
5分おきに動作ができたら「動作動詞」
 できなかったら「状態動詞」

ちなみに「5分ルール」と言ってますが、実際何分でもいいです。(笑)

「その時(過去)に、やっていたよ」を表す過去進行形

過去進行形は「be動詞の過去形(was/were)+動詞のing形」で表されます。

過去進行形の基本的な意味は「過去のある時に動作が進行中だった」です。

現在進行形が「」していることを表すのに対して、過去進行形は「過去のある時」にしていたことを表します。

例文でみていきましょう。

I was reading a book when my father came home.
「父親が帰宅した時、私は本を読んでいた」

was reading ⇒「be動詞の過去形+動詞のing形」なので、「過去進行形」ですね。

父が帰宅した時←(過去のある時)

私は本を読む動作が進行中だったということ。

例文の「父が帰宅した時」のように過去進行形は、「過去のある時」がセットで使われることも覚えておきましょう!

「その未来で、しているよ」を表す未来進行形

未来進行形は「will + be + 動詞のing形」で表されます。

ちなみにwillは助動詞と呼ばれ、「助動詞のあとは動詞の原形」と決まっているので、be動詞の原形「be」をここでは使います。

未来進行形の基本的な意味は「未来のある時、動作が進行しているだろう」です。

現在進行形 ⇒ 「
過去進行形 ⇒ 「過去のある時
未来進行形 ⇒ 「未来のある時」 にしているを表す。

例文で確認しましょう。

We will be playing soccer at this time tomorrow.
「明日の今頃、私たちはサッカーをしているだろう」

will be playing ⇒「will + be +動詞のing形」なので「未来進行形」です。

明日の今頃(未来のある時)に

私たちはサッカーをする動作が進行中だろうということですね。

例文の「明日の今頃」のように未来進行形は、「未来のある時」がセットで使われることを押さえておきましょう。

サント
サント

今回はここまでです!

「進行形の形」「表している時」はばっちり覚えましたか?

動詞の形表している「時」
現在進行形be動詞+ing形「今、しているよ」
過去進行形be動詞の過去形+ing形「過去のある時、していたよ」
未来進行形will+be+ing形「未来のある時、~しているだろう」
進行形の「形」と表している「時」

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